20代の頃は恋愛で困ったことがなかったのに、いざ婚活を始めてみたら驚くほど結果が出ない。
そんな戸惑いを抱えて当相談所にいらっしゃる30代・40代の方は、決して少なくありません。
今回は、婚活の現場で様々な会員さまをサポートしてきたカウンセラーの視点から、なぜモテていた人ほど婚活でつまずきやすいのか、そしてそこからどう抜け出していけばよいのかをお話します。

この記事を書きながら、私も何人か会員さまの顔が思い浮かびました。どなたも素敵な方ばかりなんです。だからこそ、少しの視点の違いで結果が大きく変わることを、お伝えしたいと思います。
なぜ、昔モテた人やキャリアで成功した人ほど婚活でつまずくの?
実はこれ、特別なことではなく、婚活の現場ではよくあるパターンです。
むしろ過去に恋愛で苦労していない方ほど、婚活の最初の壁で戸惑われる傾向すらあると感じています。
1.「昔は普通にできていたのに」という戸惑い
20代の頃、特に意識しなくても自然と人が寄ってきた。
職場や合コンで困ったことがなかった。
そういう方ほど、婚活を始めて反応が薄いことに強いショックを受けます。
そして、無意識のうちにこう考えてしまうのです。
「相手のレベルが低いのでは」
「このアプリ or 結婚相談所が合っていないのでは」
当相談所でも、入会されたばかりの会員さまからこうした声をよく伺います。
ただ、原因を外側に求めている間は、残念ながら状況はなかなか変わりません。
一度立ち止まって、婚活というフィールドそのものが、20代の恋愛とはルールの違う場所なのだと認識することが、最初の一歩になります。
2.自分がジャッジする側になっている
もうひとつ、私たちカウンセラーがよく目にするのが、無意識のうちに相手を品定めするスタンスで婚活に臨んでいらっしゃる方です。
そのような方は、ご本人は丁寧に振る舞っているつもりでも、会話の端々や態度から「自分のほうが格上だ」という感覚が滲み出ています。
これが驚くほど相手に伝わるので、お見合いやデートの後に
「悪い印象ではなかったけれど、もう一度お会いしたいとは思えなかった」
というお相手様の声につながることが少なくありません。
3.高スペックで評価されて当然という誤算
高年収、高学歴、過去にモテた経験。
これまでの人生で積み上げてきたものがあるからこそ、これだけのものがあれば、婚活でも当然うまくいくはずだ、と考えるのはごく自然な心理です。
また、努力してきた分、報われないことへの悔しさや焦りも大きいでしょう。
そのお気持ち、私たちも十分に理解しています。
だからこそ、婚活での評価軸の違いをぜひ知っていただきたいのです。

「なんでうまくいかないんですか?」と会員さまに聞かれたとき、一番大事にしているのは、その方を否定しないことです。何か足りない部分があるのではなく、ほとんどの場合、ただ気づいていないだけ。だから、「安心して一緒に振り返っていきましょう」とお伝えしています。
これまでの恋愛や仕事と婚活では、評価される基準が違う
婚活がうまくいかない30代・40代の方に共通しているのは、過去の勝ちパターンをそのまま持ち込んでしまっていることです。
その背景には、恋愛市場・キャリア市場と婚活市場とでは、見られているポイントがまったく異なるという事実があります。
恋愛においては、フィーリングやその場の魅力が重視されやすいものです。
それに対して結婚を前提とした婚活では、
「この人と生活を共にできるか」
「将来を一緒に描けるか」
という、より現実的で長期的な視点が重視されます。
仕事における評価軸(年収・実績・肩書き)も同様に、婚活では一つの要素にすぎず、それ単体で選ばれる理由にはなりません。
つまり、スペックが足りないのではなく、スペックの見せ方や使い方が婚活という場に合っていない、ということなのです。

「年収を上げればモテますか?」とよく聞かれるのですが、年収はあくまで安心材料のひとつに過ぎません。それより、お見合いの場でどんな表情でどんな話し方をするか。そういう部分に目を向けることが必要になってきます。
知らないうちにやってしまっているNG行動
ここでは、当相談所で実際にお見受けするもったいない行動を、3つのパターンにわけてご紹介します。
心当たりのある方は、ぜひご自身の婚活を振り返ってみてください。
1.ジャッジする目線での会話
「この人は自分に釣り合うか」という視点が先に立ち、相手の話を評価するように聞いてしまう方がいらっしゃいます。
ご本人に悪気はなくとも、上から目線の空気はお相手に伝わるものです。
2.受け身の姿勢
過去にモテていた経験がある方ほど、自分から動かなくても良い人が現れるはず、という感覚が抜けきらず、いいねやお申し込みを待つ姿勢になりがちです。
上から目線になりやすい方の多くは、実はこの受け身の姿勢とセットになっています。
3.無意識の自慢
学歴や年収、過去の交際歴など、悪気なく会話に織り交ぜてしまう。
ご本人は自己紹介のつもりでも、相手には「この人は自分を誇示したい人なのだ」と映ってしまうことがあります。
この3つのパターンに共通しているのは、すべて過去の自分を基準に振る舞ってしまっている点です。
20代の頃の振る舞い方を更新しないまま婚活に臨むことこそが、苦戦の一番の原因になっているのです。

これ、実は誰にでも起こりうることなんです。私自身も、過去のやり方に頼りたくなる瞬間ってあります。だからこそ、客観的な視点でサポートできる人が近くにいると、ぐっと変われるんですよ。
過去の成功体験を解釈し直す方法
ここまで読んで、
「だったら過去の自分をすべて否定しなくちゃいけないの?」
と不安に思われた方もいるかもしれません。
でも、私たちがお伝えしたいのは、その反対です。
過去の成功体験を捨てる必要はありません。
解釈し直すだけでいいのです。
20代にモテた経験やキャリアでの実績そのものは、決して無駄ではありません。
問題は、それを婚活という場でどう解釈して伝えるかにあります。
エグゼクティブ マリアージュ結yunaでは、会員様にこうお伝えしています。
年齢を重ねたからこそ手に入れた、
✓ 包容力
✓ 物事を多角的に見られる知性
✓ 経済的・精神的に自立している安心感
これこそ、30代・40代だからこそ発揮できる本当の魅力です。
20代の頃の魅力が勢いや華やかさだったとすれば、30代・40代の魅力は「相手を受け止める余裕」や「一緒にいて安心できる落ち着き」です。
これは20代では決して持ち得なかった、年齢を重ねたからこそのアドバンテージです。
具体的には、次のような行動を取ることおすすめしています。
・相手をジャッジするのではなく、理解しようとする姿勢で会話に臨む
・お申し込みやお誘いなど、自分から一歩踏み出す行動を増やす
・経歴や年収を語るのではなく、その経験から得た価値観や人柄を語る
・自分では気づきにくい振る舞いの癖は、第三者の客観的な視点を借りて見直す
特に最後の点は、私たちカウンセラーが一番お力になれる部分です。
自分自身の言動の癖というのは、なかなか自分では気づけないもの。
だからこそ、数々の成婚カップルを見てきたプロの目を通すことで、これまで見えていなかった改善点が驚くほど明確になることがあります。

「そういう見せ方があるんですね!」と会員さまが気づかれる瞬間は、毎回私も感動します。スペックを捨てる必要は一切ないんです。ちょっと言葉を変えるだけで、見え方と相手の受け取り方が大きく変わります。
まとめ:過去の自分は、婚活の敵ではなく資産
20代の頃にモテていたこと、キャリアで成果を出してきたこと。
それは決して恥じることでも、捨て去るべきものでもありません。
ただ、婚活という場では、その伝え方・活かし方を少しだけ調整する必要がある。それだけのことです。
「なぜか婚活がうまくいかない」と感じている30代・40代の方にこそ、一度立ち止まって、ご自身の過去の成功体験をどう解釈し直すかを考えていただきたいと思います。
もし、ご自身の婚活の進め方に少しでも違和感を感じていらっしゃるなら、ぜひ一度、私たちにお話を聞かせてください。
これまで見えていなかった魅力や改善点を、プロの視点から一緒に見つけていきましょう。

ここまで読んでくださった方は、もうすでに変わる準備ができています。あとは一歩を踏み出すだけ。その一歩を、私たちが隣で支えます!
よくある質問(FAQ)
Q過去にモテたことや、キャリアで成功してきたことは、婚活ではむしろマイナスになるのでしょうか?
いいえ、マイナスにはなりません。むしろそれらは大きな資産です。ただし、そのまま見せるのではなく解釈し直して伝える必要があります。過去の経験から得た包容力や落ち着き、自立した姿勢として表現することで、年齢を重ねたからこその魅力として相手に伝わります。
Q自分が上から目線になっているかどうか、自分では分かりません。どう気づけばいいですか?
正直なところ、ご自身だけで気づくのは難しいことが多いです。お見合いやデートのあと「悪い印象ではないけれど、また会いたいとは思わなかった」と言われた経験がある方は、可能性のひとつとして振り返ってみる価値があります。第三者であるカウンセラーが会話の様子を見ることで、客観的に指摘できる場合も多くあります。
Q30代や40代を過ぎると、もう婚活は厳しいのでしょうか?
成婚率の傾向としては年齢とともに下がっていくのは事実です。ただ、40代から婚活を始めて成婚されている会員さまも決して少なくありません。むしろ「もう手遅れだ」という思い込みが焦りを生み、判断を誤らせてしまうケースの方が多く見られます。年齢そのものより、自分の見せ方や婚活の進め方を見直すことが大切です。
Qこれまでの自分を変えるのが難しく感じます。具体的に何から始めればいいですか?
まずは「相手をジャッジしない」「自分から一歩踏み出す」というシンプルな2点から始めてみてください。そして、学歴や年収といった経歴よりも、その経験を通して得た価値観や人柄を語ることを意識してみましょう。それでも難しいと感じる場合は、ご自身では気づきにくい癖をプロの視点から一緒に振り返るのがおすすめです。

